Reviewers

映画やアニメを中心に観たもの聞いたものをレビューしていく個人的ブログです

「ミッドナイト・スカイ」感想

公開日:2020年12月11日

監督・主演:ジョージ・クルーニー(オーシャンズイレブン、スリーキングスなど)

脚本:マーク・L・スミス

撮影:マーティン・ルーエ

音楽:アレクサンドル・デスプラ(真夜中のピアニスト、ベンジャミン・バトン 数奇な人生 英国王のスピーチ、グランド・ブダペスト・ホテル、シェイプ・オブ・ウォーターなど)

主演:フェリシティ・ジョーンズ(博士と彼女のセオリーなど)

 

 何かの影響で地球に人類が住めなくなってしまった近未来。第二の地球を探すべく探索していた宇宙船に危機を伝えるため、北極の観測基地に一人残った博士を描くストーリー。Theディストピア映画である。

 北極の寒々しい背景、近未来を感じさせる基地の内装、ジョージ・クルーニーのやつれた感じなど非常に雰囲気が良く。それをアレクサンドル・デスプラの音楽がより際立たせてくれている。

 だが、雰囲気は良いのに肝心の話の中身(結末)が薄い。舞台がそもそも北極と宇宙船内だけだし、そうとう飽きさせないようなストーリー運びや結末を用意しないといけないのに、以下ネタバレ

 

 

 実は娘の幻想を博士は見ていて、宇宙船の女性クルーのサリーとは親子でしたというオチしかない。舞台装置が少ない為にしょうがないとも言えるが、それならゼログラビティのような迫力ある画面を持ってくるとか、北極でのハプニングを増やすなどやりようはあったはず。予定調和感が否めなかった。

 ルックが非常に良いだけにすごく勿体ない作品でした。

 

作品評価

 68点